雲の向こうにあるもの

雲の固まりが太陽を覆ったので、雲を眺めていた。

ゆっくりと静かに雲が流れる。

その向こうに太陽があることを知っているので、何も不安は無かった。

雲の向こうにある太陽を思いながら、少しの時間を過ごした。

心が静かになっていくのが分かる。

静けさが自分を覆う。

 

眺めていると、雲もまた美しい。

太陽が雲の端に近づくと、雲が光り始める。

だんだんと白く雲が光る。

まず、光が届き、そして暖かさが届いた。

雲を眺めるように、自分の心を眺めたいと思った。

辛い雲でも、悲しい雲でも、ただ眺めていたいと思った。

いずれ消え去ることを知ったのだから。

自然を感じる-ビオダンサ

今年最初のビオダンサは、前日の仕事の疲れが残っていてぼ~っとした頭での参加。

最初の輪になって踊るダンスから、心地良くビオダンサの中に埋没していく。

マインドを置き去りにする心地よさ。

思いよりも少し早く身体が動く。

ただ流れるように。

ビオダンサで踊っていると、自分の身体が自然で出来ていることに気づく。

自分に最も近い自然は、自分の身体であることを改めて感じる。

私には、このことがすごく嬉しい。

しかし、この自然の造形物のどこに心があるのだろう。

 

ビオダンサでは、人の身体と深く関わる。

そして心とも。

身体を触れあいながら、心がゆっくりとふれあってゆく。

身体を通して人の心が伝わる時、人への信頼と愛情を感じる。

この瞬間に胸が詰まる。

生きることへの愛しさ、人への愛しさ。

日常の中で忘れてしまっている感覚が蘇る。

 

いつも楽しいビオのメンバー達、一緒に踊ってくれてありがとう。

今年もよろしく御願いします。

 

身体の次に私が身近に感じる自然は、我が家の犬たち。

言葉も身体も習慣も違うのに、一つ屋根の下に暮らしている。

抱きしめることの出来る自然。

優しい心を持った不器用な天使。

いつも一緒にいてくれてありがとう。

雪の年明け

明けましておめでとうございます。

吉野は大晦日から元旦に向けて、この数十年なかったほどの大雪に見舞われました。

犬たちと散歩する公園も真っ白で、吉野に来て初めて見る光景でした。

 

雪の多く降る地方の方を思うと素直に喜べないのですが、私には新鮮な経験でした。

ブログを見て頂いてありがとうございます。

本年もよろしく御願い致します。

 

雪の降り始めを少しだけ動画で撮影しました。動画は得意ではないのですが、記録として残しました。