雲の向こうにあるもの

雲の固まりが太陽を覆ったので、雲を眺めていた。

ゆっくりと静かに雲が流れる。

その向こうに太陽があることを知っているので、何も不安は無かった。

雲の向こうにある太陽を思いながら、少しの時間を過ごした。

心が静かになっていくのが分かる。

静けさが自分を覆う。

 

眺めていると、雲もまた美しい。

太陽が雲の端に近づくと、雲が光り始める。

だんだんと白く雲が光る。

まず、光が届き、そして暖かさが届いた。

雲を眺めるように、自分の心を眺めたいと思った。

辛い雲でも、悲しい雲でも、ただ眺めていたいと思った。

いずれ消え去ることを知ったのだから。

“雲の向こうにあるもの” への2件の返信

  1. 冬の空、いいですね~
    寒い日ほど、光がきれいに、ありがたく感じます
    お日様の傾きの加減なのか、木々の葉や川の流れがキラキラ
    光って、思わず見入ってしまいます
    静かに過ぎるひと時にこころの平和を感じます

  2. ゆっくりと光が力を帯びてきていますね。
    これから、一段と美しく輝くと思います。

    サテちゃんと散歩に行けないのが寂しいです。
    また、サテに会いに来て下さい。

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