自分に疲れるときは

体力的な疲れや精神的な疲れよりも、時に自分に強く疲れる。

自分の自我のありようが、その逃れ難さがどうしようもなく、自分を覆う。

春は自我さへも勢いよく育っていくのかもしれない。

いつになればこの自我を手放すことができるのだか。

今世が無理なのは解ってはいるが。 

 

自分に疲れたときは、古い写真を取りだして眺めてみる。

若い頃の写真は、どこかに静謐さと真剣さがある。

見失いかけた自分の影が見える。

孤独を恐れない強さがある。

 

昔のモノクロームの写真を見ていると、その場所の音や香り、風、湿度などを感じる。

この場所でよく生きたのだろう、よく見たのだろうと思う。

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“自分に疲れるときは” への2件の返信

  1. 人間はやっかいなものだけど、
    こつが分かるとそうやっかいでもないよ

  2. よしおさん コメントありがとう。

    こつがあるのですか。

    今度お会いしたとき”こつ”を伝授して下さい。
    よろしくお願いします。

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