ゆっくりとした時間のために

 ゆっくりとした時間のために、ゆっくりとしたカメラを使う。

マニュアルの機械式カメラにモノクロのフィルムを入れる。

36枚の撮影が終わるのに、1週間ほど

モノクロフィルムの現像に1週間ほど時間がかかる。

だんだんとブログの更新が伸びていく。

一番最初に撮影した写真を見るのに、2週間もかかっている。

子供の頃カラー写真が高くて、フィルムを入れても簡単に撮影することが出来なかった。

写真屋さんで受け取った写真には、色々な季節の行事が写っていた。

 

写真には空気と光が写る。

光を横切る風が写る。

古いレンズ特有のフレアーが写真に拡がり、懐かしい時間が蘇る。

暖かみのある光と包み込まれるような空気。

優しく抱きしめられた感触が蘇る。

何時の日の記憶だろう。

この世に生まれる少し前のような気がする。

 

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