光と風と雲と

数年前、写真を思考の延長線上に考えていた。

写真は表現の手段で、私は表現者として、風景や被写体の前に立っていた。

しかし、この1年ほどで写真が変わってきている。

多くの出会いと気づきが、私を変え私の写真を変える。

最近は、まず楽しい。そこに私がいることが嬉しい。

カメラを手にしていると、光と風と雲が挨拶をしてくれる。

青い空に、白い雲。それだけで幸せな気分にある。

そこに花でも咲いていたら、天国にいるのではないのかと錯覚してしまう。

私の写真から、理屈っぽさが抜けていく。

ただ好ましい感覚だけが残る。

 

OSHOの理想とする人間像に「ゾルバ・ザ・ブッダ」がある。

大地がもたらす豊かさを喜び、この世が与える楽しみに歓喜して踊る人間ゾルバ。

内面的な静けさに溢れ、自らの中にくつろぎ、静寂の喜びとともにある人ブッダ。

この両面が統一された人間が「ゾルバ・ザ・ブッダ」だ。

人生を喜び踊り、内面の静寂にくつろぎ、愛に溢れるゾルバ・ザ・ブッダ。

写真を撮り続けることで、少しずつでもゾルバ・ザ・ブッダに近づきたい。

“光と風と雲と” への2件の返信

  1. ブログから、風や香り、光の温かさを感じるそんな体験をさせていただいています。流れる雲をみながら、ほっこりしてる感じでリラックスできました!

  2. kayoさん、ありがとう。
    kayoさんは、存在そのものがほっこりとしていますよ。また、遊びに来て下さい。

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