理解しようと思っても理解出来ない本や教えはたくさんある。
門前まで行きながら、扉を叩きながら開かれない思想がある。
クリシュナムルティもその一人で、今まで何冊の本を買い、挫折してしてきたことか。
本棚を整理していて、ふっと手にした「自己の変容」は以前ほど私を排斥しない。
注意深く読んでいくと端々に思い当たることがある。
しかしこの本の内容、どこかで読んだことがある。
そうか、私の愛読書「シッタカブッタ」に書いてある内容と同じだ。
特に「ブッタとシッタカブッタ 3 なぁんでもないよ」に書かれていることとよく似ている。
クリシュナムルティの難解な言葉を漫画にするとこうなるのか!
「自分を変えるためにほんとうに必要なことは何か」と「自己の変容」の帯に書かれている。
「なぁんでもないよ」と「ブッタとシッタカブッタ 3」の表紙に書かれている。
本の内容や質が自分を変えるわけでもない。
どう読むか。何を知るか。
考え込む前に、
そうか、お茶でも飲もう。