この数日体調が優れず、今日は午後から雨の音を聞きながらうつらうつらとして過ごした。
雨の音が遠ざかると、夢を見始め、夢から遠ざかると、また雨の音が聞こえる。
草たちをたたく雨の音が呼吸のように大きくなり、小さくなる。
たゆたうように過ごす時間。
夢と現実が交差する。
夢で雨の音を聞いてるのか、雨の音を聞きながら夢をみているのか。
そういえば、荘子は胡蝶の夢を見ていたなと思い出した。
夢で胡蝶となることも、胡蝶の夢として生きることも、そう大差ないような気がする。
どちらでも荘子は楽しんで生きたろうなと思った。
雨の日の写真は、どこか夢の世界のようだ。
雨の日、プラムの色に驚く。