雨の日少し休息

この数日体調が優れず、今日は午後から雨の音を聞きながらうつらうつらとして過ごした。

雨の音が遠ざかると、夢を見始め、夢から遠ざかると、また雨の音が聞こえる。

草たちをたたく雨の音が呼吸のように大きくなり、小さくなる。

たゆたうように過ごす時間。

夢と現実が交差する。

夢で雨の音を聞いてるのか、雨の音を聞きながら夢をみているのか。

そういえば、荘子は胡蝶の夢を見ていたなと思い出した。

夢で胡蝶となることも、胡蝶の夢として生きることも、そう大差ないような気がする。

どちらでも荘子は楽しんで生きたろうなと思った。

 

雨の日の写真は、どこか夢の世界のようだ。

雨の日、プラムの色に驚く。

梅雨の晴れ間

雲が薄くなり、太陽の姿が朧気に見える。

ゆっくりと雲が移動し、つかの間、夏の日差しが草花に届く。

かすかに月が見えた。

 

子供のころ、遊びに夢中になっていて、

はっと気付いてあたりを見回すと、

光が消えかけて、周囲がうす暗く

みんなが慌てて、駆け出して家へ帰った。

夕暮れと夜との間の特別な時間。

黄昏時

消えかける光の中、子供たちが野球をしていた。