テレビのない生活

引越しの慌しさと手配の不味さで、いま我が家にはテレビがありません。

テレビっ子の私が、テレビのない生活を続けて1ヶ月になります。
恒例の年末年始のテレビを見ずに無事年を越せるか心配でしたが、どうにかやり過ごすことが出来ました。
しかしテレビがないと何か正月が来た気がしませんでした。

テレビがないと、情報の波に乗り遅れるとか、時間を持て余すとか、様々な心配事がありましたが、現在のところ何一つ不自由はありません。

ただ不思議なことは、テレビを見ていない分だけ、時間に余裕が生まれてきてもいいのですが、それがどう言う訳か、時間にゆとりがないのです。

これは、15年前に禁煙したときと同じような状況です。

禁煙が成功した暁には、月末に1万円のお金が残る予定でしたが、どこに消えたのかそのお金が残っていないのです。

テレビを見ていない時間はどこに消えたのか、禁煙して使わずに済んだお金はどこに消えたのか。只今思索中です。

音楽を聴きながら

大淀の事務所では、音楽を聴きながら仕事をしようと、ラジカセを持ち込んで好みの曲を聴く。 

う~ん、何かイメージが違う。音が軽く明るい。聴いている曲は、カサンドラ・ウィルソン。

考え事は、道を歩きながらするのが一番だけと、イスに座ってならディープで、ダークで暖かいカサンドラ・ウィルソンに勝る物はない。
しかし、このラジカセでは、雰囲気が出ない。どこかポップで明るい。もしかしたら、最近のラジカセは、若者向けにチューンされているのかもしれない。

というわけで、狭い事務所に昔使っていたオーディオシステムを持ち込むことにした。
20年ほど前には、日本のオーディオは活況を呈していて、いいアンプやステレオが開発さていた。そのころに買った物やオークションで1万2千円ぐらいで落としたアンプ、リサイクルショップで買ったスピーカーなど、ロートルでアナログな機械たちだ。

カサンドラ・ウィルソンのニュームーンドーターを聴く。
少しくぐもった音が、身体に染みこみ心地よい。ベースの音に絡むディープボイス。暗く暖かいスローバラード。
古いステレオから出る音が、自分の身体にぴったりと合っている。古い身体には、アナログなステレオから出る音が向いているのかもしれない。
こんどは、レコードプレーヤも持ち込もう。いやこれ以上、仕事場を狭くすることも出来ないな。

お気に入りのこのシステム、欠点は、時々音が出なくなること。でも最大の欠点は、考え事をすることが出来ないことだ。
いつか音楽に聴き入ってしまう。   ステレオ

ブログ再開しました。どうぞよろしくお願いします。

昨年の夏ごろから止まっていたブログを再開します。

この間、東吉野から大淀町への事務所の引越しや、仕事内容の変化などで、肉体的にも、精神的にも、多忙を極め、仕事以外は、手に着かないという状況でした。

特に、田舎でゆっくりとしたペースで暮らしていましたので、この激変は、相当に応えました。

自分のホームページを手直しすることも、ブログを更新することもないまま年を越してしまいました。

今年は当たり年です。36歳ではありませんよ。まして還暦でもないのですが。

気分を一新してまたブログを再開します。皆さん本年もよろしくお願いいたします。