この数日、時間を空けて花を見に行くことが多い。
ゆっくりと花を見ていると、疲れた自分と出会う。
花との距離を感じながら、写真を写す。
この震災で何かが、自分の中の何かが変ったような気がする。
それが何かはまだ解らないのだけど、
その変った自分を持てあまして、疲れているのもしれない。
ハクモクレンに光がたゆたい美しい。
光と自分の間に少しの距離があって、
それを取り去ることができない。
感覚が閉ざされているのを感じる。
でも花を見るのは楽しい。
今はそれで十分なような気もする。
この震災で傷つかなかった人はいないのだから。


















