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「裏を見せ 表を見せて 散るもみじ」
良寛さん辞世の句と言われている。
この句を詠んでいると、
すべてはその時美しい
と良寛さんがささやいているような気がする。
丹生川上神社下社
北野台の公園
吉野神宮
毎日、毎日、光が変る。
毎日、毎日、空気が変る。
毎日、毎日、私が変る。
毎日、毎日、同じものはない。
どのようなカメラが欲しいですかと聞かれたら、
光と出会えるカメラが欲しいと迷わず答える。
出会った光をやさしく包み込み、
木々の梢に宿る光の一粒々を、
写しとるカメラが欲しいと。
私は光にカメラを向けて
ただシャッターを押す。
それ以外の事はしたくない。
美しい光景を前にして、
感じる以外に、考えることをしたくない。
光に向けてシャッターを押すだけで、
光と出会えるカメラが欲しい。