混迷

混迷の時代だとよく言われる。

しかし私の心ほどには、混迷は深くないような気がする。

自分の心の混迷が、世界に映し出されているような気がした。

 

雪の日、ただ静かに自分の心を見る。

生きていく、生きている。

生きていく苦しさと

生きる苦しさは違う。

ということを南直哉さんの本から学んだ。

ならば

生きていく幸せと

生きている幸せは違うのだろう。

 

冬至を過ぎて、光に少し力強さを感じる。

これは、生きている幸せなのだと思う。

 

 

 

 

朝のイルミネーション

木々が葉を落とす冬の朝。

雨があがり日がさし始めると

思いがけないプレゼントを受け取ることが出来る。

 

水滴を身にまとった木々がいっせいに輝き始めるのだ。

朝の光で輝くイルミネーション。

今の冬は何度見ることが出来るのだろう。