モノクロームの憂鬱

なぜモノクロームに惹かれるのか。

どうして、モノクロームで撮る街は寂しいのか。

即物的に配置される街の風景と少し距離をとり、そして、眺める。

モノクロームに単純化される風景は、表層を取り落としたように、どこか物憂げで寂しい。

カラー写真に比べて、より心象が表現されやすいのだろうか。

それとも、心象的な風景に私自身が反応しやすいのだろうか。

街で撮影するモノクロームは、いつも、どこか、憂鬱だ。

 

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今朝のことⅡ

雨上がりの暖かい朝

春の気配に包まれて光が溢れていた。

ゆっくりと呼吸し、ゆっくりと歩く。

 

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今朝のこと

昨夜は濃い霧に覆われ、満月が遠く霞んで見えた。

昨日の水滴が凍てりついた寒い朝、光が木々に飛び散り美しく光っていた。

 

今朝のこと

美しくないものは何もなく

満たさないものは、何もなかった。

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