とことこと行く

道路にこぼれる光が美しかったので、車を寄せてカメラを取り出す。

クラクションを鳴らしながら、知人の車がとことこと通りすぎてゆく。

田舎の細道をゆっくりと走ると小さな花がたくさん咲いていて、鳥の声も聞こえてくる。

雑木の細道を上りきった小高い、見晴らしの良い場所で、ホッとため息をつけるようなカフェを開きたい。

r0013042_1

田舎の細道の向こうに素敵なお店がたくさん出来ると嬉しい。

大分で友人が案内してくれたパン屋さんもぬかるみの細道の向こうにあった。大きな、おとぎ話に出てくるようなお店だった。

吉野の宮滝には、細道の向こうに美味しいラーメン屋さんがある。

このブログにも数度登場してもらっているが、町で美味しいものを食べ尽くした方でもこの店を喜んでくれる。

熊野から来てくれた友人を案内したが喜んでもらった。

あっさりとした塩ラーメンと具がたっぷりと入ったマグロ丼が名物。

それに値段が安いということもあって、お昼は待つ人で溢れている。

r0012988

緑で覆われた、この細道のすぐ向こうにお店がある。

“とことこと行く” への7件の返信

  1. 今度はこのお店の前で「ラーメン体操♪」をしちゃうぞぉ~(^◇^)
    楽しいよ~。食べる前からテンションあがっちゃうよ~。

    いやぁ~~ほんまにおいしかったよ。塩ラーメンと鉄火巻き!!

    カフェ 楽しみにしてま~す♪

  2. こんにちは。
    また行きましょうね。
    おばちゃんの雰囲気もお店にぴったり。

    将来、ひなたカフェのオープンめざしてゆっくりと仕事します。
    やのちんも楽しく過ごして下さい。

  3. お久しぶりです。
    素敵な日記に泣きそうになりました。
    少々疲れ気味の私です。
    私が今、一番大切にしなければならないのは
    こんな時間なんだと思いました。

    光があたたかい。
    まなざしが優しい。

    私もこのラーメン屋さんに
    行きたいです。

  4. ぱなさん こんにちは。
    行きましょう。
    今吉野の山々は生きる喜びに溢れています。
    遊びに来て下さい。
    お待ちしています。

  5. コメントをどうぞ                

    みなさん、良い感じ方してますね。

    語りと写真の余韻が限りなく透明で、ついロバートワイアットの白昼夢(ロックボトム)の音楽や、宮沢賢治の童話が始まりそうです。
    そう、これはもはやお伽話の領域です。

    でもやはりノブさんの正方形の風景は惹かれます。

    ここを知らない人は、みんなこの写真から、物語りをはじめるような…

    大分のパン屋さんも夢に出てきそうですね。

    そうそう、ここをお借りして…
    大分というとお一人はパタンコ屋さんだと思います。
    時折届く展示会の案内を見ては一度は尋ねたい等と思ったりしています。
    また前回戴いたお便りはノブさんのプログにコメントした私に対しての配慮を感じました。
    ありがたいことです。

    ‘あ、すみません。
    筆無精なので返信遅れています。’

  6. ラピスさんこんのちは。
    パタンコ屋の主は、私とラピスさんのやりとりをとても喜んでいました。歳は重ねても本質的なものは変わっていないのかもしれません。

    京都の梅雨は蒸し暑いのでしょうね。
    十分にご自愛下さい。

  7. コメントをどうぞ                

    好ましく時間が経ちました。
    ここの写真たちも視線を離しません。

    印象の底辺は変わらないのですが、良い意味で意識と無意識が錯綜するかのようです。

    先ず軽トラックの見える写真ですが、画面の中心をはぐらかしているため視線に不安が興るようです。
    そのためか、道の光と影の軌跡や、線描のような触感的植性など、部分にも意識が走ります。
    そしてやはりトラックが進む方角に心が行くのです。

    次にラーメン屋さんが先にあるという、現実を背負った写真があります。
    その事実と写真の風景との差異に、先ず亀裂が入るようです。

    ふとナチスから退廃芸術と烙印を押された、パウルクレーの‘R荘’が想い浮かび、カフカ的迷宮が思考を促すかのようです。
    何処に辿り着くというのでしょう‥
    独り言です。

    なかに入ります。
    先ず、知らない内に電柱という中心に感覚が捕われます。
    先ず電柱ありき、です。

    そして秘密めいた時間と空間を提供してくれる道と対比してある田舎家、
    植物の様々な感覚の動きもこの写真の持つ「静と動」の立役者でもあります。
    何か、名付けたくたくなるような写真‥
    う〜ん、若い頃
    途中で挫折した「城」を読み通したくなりました。

    帰結として、現実に向けてのカフェーの話、
    素敵ですね。

    つい札幌円山近くのサクラムーン、鎌倉のミルクホール、益子の民芸茶房絵留などが脳裏を過りました。

コメントは受け付けていません。