窓を見ると雨粒が光で輝いている。
雨の輝きを撮影したくて外に出た。
雲間からの光が雨粒に煙って美しい。
桜の樹を思い出しカメラを持って振り返った。
美しく力強い虹。
虹の麓が見たくて、駆けだしていた。
ゆっくりと消えていく虹を見ながら
心の中で、「ありがとう」と数度つぶやいた。
本当は「愛しています」と言いたかったのかもしれない。
私の状態がどのようであろうと、世界の情勢がどうのであろうと
大いなる存在は、いつも祝福してくれる。
4月1日、多くの人の心に天から虹が降りそそいだ。