もし現代の宇宙理論が正しければ、今の宇宙は膨張し続け、いずれ収縮へと向かう。
宇宙が卵より、針先よりも小さくなり、質量が無限大に成ったとき、ビッグバンを起こし、また膨張へと向かう。
私たちの肉体の寿命とはかけ離れた、あまりに広大な宇宙の営み。
その宇宙にまた大気が生まれ、文明が栄える。
私たちの宇宙は、およそ137億年前に生まれた。
私たちが今を生きている宇宙は、果たして何度目の宇宙なのだろう。
無限と思えるこの宇宙の営みの中で、今この瞬間を生かされている自分とはなんだろうか。
この一瞬、この瞬間、私の見た朝の風景。
数億年の巡りの中での出会い。