小学生の高学年を対象に、吉野の自然に触れてもらいながら、商売を体験してもらおうというイベントがある。
このイベントに参加して今年で3年目。
身近に子供のいない私が、どっぷりと子供達と過ごすとても不思議な2泊3日の小旅行。
地元吉野地方の商工会青年部員他、のべ100名程度の人員が関わり、子供達と一緒に吉野を移動する。
私はこのイベントの間に、子供達に商売の仕組みを説明し、実際に商品を購入、販売をする。
子供のいない私には、「子供」ということがよく分からない。
どう接していいか分からない私は、最初ずいぶんと悩んだのだけれど、
その答えは子供達自身がが教えてくれた。
彼らは子供ではなく、「小さな大人」なのだということを。
それから私は、彼らに大人に接するように対応した。
ただ難しい言葉をやさしく、丁寧に、そして座学よりも、実際に経験することを多く取り入れた。
「小さな大人」はいつも一生懸命に考え、一所懸命に行動する。
どの商品が売れるか、どのようにしたら売れるかも彼らなりに考え行動する。
彼らを見ていると希望なのだと思う。
生きる力なのだと思う。
このイベントがあるたびに、私は子供が好きになっていく。
彼らの歩む未来は、私たちが歩んだ未来よりも困難かもしれない。
でも彼らはその未来を歩いて行くのだろう。
彼らが取り除くことが出来ないような困難を置き去りにしないこと。
これが、今の私達に出来る精一杯の事のような気がした。
台風の雨が窓をたたく。Chet Bakerのヴォーカルが心地よい。
3日の余韻がゆっくりと溶け出していく。
子供の頃、私は一日でも早く大人になりたいと思っていた。
大人になると旅立てるような気がしていた。
まったく違う世界に行けるような気がしていた。
大人になって、それは気のせいだったことを知った。
俺もノブさんも子供がいないから
大きな子供やで(^_^)v
ご無沙汰です。
その通りですね。
いまさら大人になれないし。
また遊びましょ。
素敵なイベントですね。子供にとって親ではない大人との触れ合いって大切ですよね。私も子どもがいないので、そんなイベントに参加してみたいです。
大人ってなんでしょう?私も早く大人になりたかったけど、何もかわらない気がします。気のせいでしたね(笑)
大人も子供もないのかもしれません。
2泊3日でビオダンサをしている感じです。
今日はくたくたで仕事ができませんでした。
「彼らが取り除くことが出来ないような困難を置き去りにしないこと。
これが、今の私達に出来る精一杯の事のような気がした。」
ずっと胸にあった気持ち。
うまく現せなかった気持ち。
nobuさんのこの言葉です。
ありがとうございました。
ははのてさん こんにちは。ご無沙汰しています。
コメントありがとうございます。
子供たちを見ていると、負の遺産だけは残してはいけないと思いました。
私たちの生活は、未来の子供たちからの借り物なのですね。
汚さずに、減らさずに、きっちりと返したいです。