投稿日: 07/14/201107/15/2011 投稿者: nobu蝶の影 投げつけられたような朝の光が、寝不足の目にはまぶしい。 手で光を遮りながら、散歩をしていると 尾崎放哉の 「一日もの云わず 蝶の影さす」 という句を思い出す。 この蝶の影とは、彼の死の影なのだろう。 胸の病を患いながら、小豆島の小さな庵で一人死を待つ彼に、夏の影が重なる。 放哉の句を思いながら写真を撮った。 幸せだけでは生きていけない、不幸だけでは生きていけない自分がいる。