今朝の思い

今朝は久しぶりにカメラを持って犬の散歩に出かけた。

初冬の光が美しく木々を包み込む。

足元の花にカメラを向ける。

花の存在が美しい。

霜にあたり、色が少し褪せて見える。

その有り様がこころに響く。

刻々と変化する朝の光と、

木々や草花を通して、

瞬間、瞬間に出会っていく。

今日よりも明日は、死に近い。

今の私に分かっているのは、この事だけだ。

年を重ねると、分かっていたことが分からなくなり、

当たり前のように思っていたことが、実は特別なことなのだと思えてくる。

呼吸をすること、生きていることが特別な事だとわかり、

他人と私、世界と私との違いが分からなくなってくる。

もう少しすると、息が止まること、死ぬことは当たり前の事だと分かるのかもしれない。

“今朝の思い” への4件の返信

  1. ノブさんがカメラを向ける先には、妖精さんがいらっしゃるのでしょうか?

    本当に美しいですね。

    ため息しか出ない私でした。。。

  2. こんにちは。
    この2~3日朝の光がきれいですね。
    この光は、冬の始まりを告げているようです。

  3. 透明感にため息がでます…

    このまま、どこかへ遠くへ
    いってしまいそうな写真。

    よくわからないけれど
    タルコフスキーが観たくなりました。

    nobuさんは本当に素晴らしい師匠です。
    自称弟子はせっせと後をついて行きます。

    あまり先に行きすぎないでね。

    見失っちゃうから(笑)

  4. タルコフスキーの水の映像にはいつも憧れています。

    お互いにゆっくりと進んで行きましょう。
    光はその時々にしか見えないのだから。

    いつもありがとう。

コメントは受け付けていません。