敬愛するティク・ナット・ハン師の教えを元にした、気づきのリトリートに初めて参加してきました。
生駒ケーブルを乗り継いだ霞ヶ丘駅にあるヨガセンターは、紅葉の間に白い花が見えるとても美しい場所にありました。
今回のリトリートには、ティク・ナット・ハン師が主催するプラムビレッジ(ティク・ナット・ハン師のフランスにあるリトリート・センター)から、尼僧院長であるシスター・ジーナ、シスター・ソアイと日本人のシスター・チャイの3名が来られて、リトリートを指導をして下さいました。
微笑みを大切にするハン師の教えどおり、とても素敵な笑顔のシスター達で、その微笑みを拝見しているだけで、手放しで嬉しくなってきました。
リトリートの中心は、「気づき」についてで、英語では「マインドフルネス」と表現します。
扉に貼られた紙に「いき いきる いきをする」と書いてありますが、これを実践すること、このことを感じ続けることが「気づき」(マインドフルネス)です。
これは、私にとって非常に大切なことで、「気づき」(マインドフルネス)は、すべての瞑想、教え、豊に生きるための最も基本であり、そして最も大切なことであると、私は思っています。
ジョン・カバットジン氏の本に「気づき」(マインドフルネス)についての的確な説明があります。
「精神を知るうえでなくてはならないマスターキーであることからすると始点である。精神を形作るのにうってつけの道具であることからすると中心点であり、自由な精神に到達した崇高な証である点では終点である」
今回のリトリートはこの「気づき」(マインドフルネス)を得るための瞑想法と法話が中心でした。
シスター達のリトリートは優しくて、そして美しく、私の波立つこころをゆっくりと、ゆっくりと鎮めてくれます。
このリトリートには、外国人の参加者が多く、世代、人種を越えた人たちが集い、穏やかに進行しました。
歩く瞑想では、紅葉の下を、雑木林の光の中を、ゆっくりと、ゆっくりと気づきと共に穏やかに歩いて行きます。
多くの参加者がいるにも係わらず、自分一人で歩いているような気になり、ふっと前後を見ると、静かな長い行列を見ることが出来ました。
今回のリトリートを一言で表現すると「美しい」という言葉になります。
シスター達の歌声も、リラックス瞑想の時にシスターチャイが演奏してくれたバイオリンも、センターの木々も、人々の声も、理解できない英語にさえ美しさを感じることが出来ました。
すべての音がブッダの声のように愛しく聞こえてきました。
私は「気づき」(マインドフルネス)を様々な教えから得ることが出来ると思っています。
多くの教えは「気づき」(マインドフルネス)の重要さを、言葉を換えて、あるときは意識的に、あるときは無意識に語っています。
私自身「気づき」(マインドフルネス)が大切であることを知ってからティク・ナット・ハン師の本に出会いました。
ハン師の書物ほどこの「気づき」を美しい言葉で、分かりやすく書いてある本は初めてでした。ハン師が詩人で芸術家であることと関係しているのかもしれませんが、その言葉の、その表現の美しさが直接こころに届いてきます。
リトリートでは、歩く瞑想の時や集まりの時に歌を歌うのですが、その言葉とメローディーが美しく、生きることを賛美していました。
このリトリートに参加されたすべての皆様にこころから感謝します。
どうもありがとうございました。
来年春にティク・ナット・ハン師が来日されます。
東京ではリトリートを、京都では講話をされます。
来日の詳しい情報はこちらから
関西や各地で気づきの瞑想会が行われています。
興味のある方はインタービーイング・イン・ジャパンのホームページをご覧下さい。
息を吸って、私は静か
息を吐いて、私は微笑む
ティク・ナット・ハン
Dear ノブさん
A lotus for you,
A Buddha to be.
こんにちは、ノブさん。
生駒山でご一緒させていただいた、あきと申します。
素敵な写真をありがとうございます。
わたくしも、カメラメを持って行ってはいたのですが、
結局、一枚も撮らなかったので、有難いです。
息とともに、写真をみつめていますと、
今ここに、パソコンの前に坐っておりますけれども、
あの生駒の澄んだ空気と、静けさが、
現れます。
Breahte in , I calm my body.
Breathe out, I smile.
I konw you are there, I smile at you.
You are berig there,
I am able to be here.
あきさん、お世話になりありがとうございました。
写真は撮らないつもりでいたのですが、朝の光があまりに綺麗なので、つい撮影してしまいました。
素敵なメッセージをありがとうございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
上手く言えないのですが、正しく光に出会っている、という感覚を持ちました。 最近はまた多様出すね。
この日はとても静かで、短い時間でしたがきっちりと光を見たという気がしました。
ティク・ナット・ハン師の2011年来日の京都講演の聴講受付を開始いたしました。
皆様のお申込みをお待ちしております。
http://www.zenbunka.or.jp/tnh2011/
連絡ありがとうございます。
ハン師の来日、今から楽しみです。