ビオダンサ 歓びのとき

ビオダンサに参加するのは今回で4回目になる。

少し余裕も出てきて、自分と向き合うことも、人を感じることも出来るようになってきた。

回を重ねる毎に、徐々に経験が深まりビオダンサが心身に浸透してくることが分かる。

自分の内面と身体を感じながらゆっくりと身体を動かす。

手を静かに揺らし、揺れる手と心を感じる。

手の揺れが身体に伝わり、さざ波のように拡がっていく。

閉じている目に光を感じたと思った瞬間、

朝露に濡れる草花に、太陽の光が朧気に差し込むイメージが浮かんできた。

胸を拡げて、手を高く上げると、霧がはれて、朝露が輝き始める。

ゆっくりと身体を揺らせると、野原の草花たちが風にそよぎ始める。

草花たちの動きが止まると、身体の揺れが止まる。

草花と身体が一つになったように、共感し共鳴する。

音楽がフェイドアウトし、静かに目を開けると照明を落としたスタジオに多くの仲間が見える。

 

小さな円をつくりゆっくりと身体を左右に動かす。

波が海に伝わるように、人の温もりと存在が伝わり心地よく身体が揺れる。

意識が波に溶け始めて海になり、一つの大きな世界に抱かれているような感覚を覚える。

私は自分の事を「波の滴だ」と思うこと事がある。

自分の人生は、海を離れた波の滴で、また海に戻るのだ。

私は海の一部だけれど、海もまた、私の一部なのだと。

海に溶け、また滴に戻り、また波に溶ける。

目を閉じると、この小さな閉じた円が無限の拡がりをもつ海のように感じられる。

やがて、このワークが終了し私たちは別れていく。

今回のビオダンサのテーマは「出会いと別れ」だった。

別れと出会いを繰り返しながら、私たちは大きな海へと戻っていく。

今日のビオダンサでは、そのことをリアルに感じる事ができた。

 

ビオダンサで出会えた人たちに感謝します。

みんなの愛を感じます。そして愛しています。

いつもありがとう。

“ビオダンサ 歓びのとき” への2件の返信

  1. 踊りとは縁のなさそうな師匠が踊っているのを
    想像するのは楽しいです
    きっと私の知ってる踊りとはまったく別次元のものなのでしょうね~
    感じ方が師匠の写真を見ているような印象です

  2. 踊るには勇気がいります。しかしビオはノンジャッジなので思ったよりもハードルは低かったです。

    踊っていると、写真のシーンが心に浮かんできます。
    とても楽しい瞬間です。

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