にわか雨

仕事先で、ふと窓の外をみると、雨が降り出している。

誰かがぽつりと、「あっ、雨や」と声を出した。

みんなが、窓の外を眺めている。

だれも、声を出さない。

ただ、窓の外の雨を見ている。

幸せで、静かな時間。

つかの間の安らぎ。

帰り道で、何人もの人が、雨を眺めていた。

河原では、雨に手を差し出す子供たちがいた。

 

道路の熱で雨が蒸発している。

作物も、草花も、この雨を歓迎している。

雨上がりの空

昨日の夕暮れ