同じこころの中にある

哀しさも喜びも同じこころの中にある。

嬉しいといっては、波立ち

つらいといっては、また波立つ。

そのさざ波が消えるとき

透明なこころの中に

喜怒哀楽のすべてがあることを知る。

同じこころが喜び

同じこころが哀しむ。

そのこころの奥に、

遙かな果てに、

こころを越えた世界がある。

無限の静寂の世界を感じる場所

ブッダはその場所を涅槃と呼んだのだろう。

この場所を知りたければ

ただこころを見ればいい。

哀しいときも、嬉しいときも、ただ自分のこころを見続ける

見続けたこころの奥に涅槃に通じる道が見える。

 

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