自分を知るためのロードマップで、まず最初にすることは自分のこころの癖を知ることです。
人には様々な癖があります。昔から「なくて七癖、あって四十八癖」ということわざがあります。
この癖がこころにもあるのです。
こころには様々な癖があるのですが、一番顕著なくせは、「過去を悔やむ」「未来に不安を持つ」というものです。
何もすることがなくて、じっとしていると「こころ」は、過去を悔やんだり未来に不安を持つという癖を発揮します。
この癖が出ると私たちは意味もなく不安になったり、辛いことを思い返してしまうのです。
では、この癖を無くすのにはどうすればいいのか?
まず、こころに癖があるということを知ることです。
無意識に髪に触るように、爪を噛むように、こころにも癖があることを知ることです。
そして、過去を悔やみ始めたら、「あっ、こころの癖が始まった」と意識することです。
そうするとその癖が止まります。
ふっと将来に漠然とした不安を持ったら、「あっ、こころの癖が始まった」とこころの中で唱えます。
そうするとその癖が止まります。
これを意識していると、自分のこころについた様々な癖が分かってきます。
もしかしたら身体に付いた癖よりも、こころの癖の方が多いのかもしれません。