高取城趾 錦秋

明日香と吉野の中間にある高取町に、高取城趾がある。

大きな山城で、高取山(583.3m)山頂に築かれていて、紅葉が美しい。

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 高取城趾には石垣が残されていて、

静寂の中に意志の強さと爽やかさようなものを感じる。

他所では感じることの出来ない、この場所独特の雰囲気がある。

石垣に覆い被さる木々の下を、ゆっくりと散策する。 

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 石垣に流れる時間と、散りゆく紅葉に流れる時間に思いを馳せる。

 散りばめられた錦秋が美しい。

一足ずつに晩秋の音と風を聞く。

心身から日常の雑踏が蒸発していく。

入れ代わるように、静寂が訪れる。

自分への一番のギフトは、この静かな時間だ。

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“高取城趾 錦秋” への4件の返信

  1. 木の葉が黄金色に光って見えるときがあります。

    よく考えれば、色づいた葉というのは枯れ葉であり、黄色や赤は枯れ色であるのに。其れが黄金に見える。

    散りゆく桜が美しく見えるように、枯れて散りゆく葉が美しく見える不思議さ。

    たぶんに日本情緒的。

  2. ぺこちゃんありがとう。
    すべてが輝いて見える一日でした。
    高取城址は、平日は人も少なくて紅葉を静かに楽しむのに最適な場所です。
    光も美しいですよ。

  3. みとさんこんにちは。
    すべては過ぎ去り変化します。
    その時々に私たちが、名前を与えて呼んでいるのです。
    木々は、毎日美しいのです。

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