私の生まれ育った場所は、大阪でも下町で路地が多い。
小学生の私は、いつも路地で遊んでいた。
路地から路地へ、車が通ることの出来ない道は、すべて子供の遊び場だった。
写真の路地の突き当たりには、墓地があり、その向こうには運河が流れている。
写真の右側、今は駐車場になっているけれど、昔は練炭と石炭のお店だった。
右下のマンホールに空き缶を置いて、よく缶蹴りをしていた。
いまでも時々路地で遊ぶ夢を見る。
夢の中で見た路地は、どこか懐かしく、暖かい感じがする。
実際にあった場所はどうかは思い出せないが、夢の中の路地を抜けると、
そこにはいつも、小さな小川と暖かい風が吹いてる。