友人からのメールで、草花の写真が多いことに気づいた。
足下を見て歩く時間が増えたのか、小さな草花の写真が多い。
私にとって、写真は感性の杖。
私とは何か、世界とは何かを写真に尋ねてきた。
まず、写真が感じ、変わり始めて、自分自身がそのことに気づく。
自分が変化していくとき、写真に写る世界が変わる。
写真を見る感性と感情が変わるとき、自分の変化に気づく。
何が変わろうとしているのか、
どう変わろうとしているのか、
無理に言葉を与えることなく、
ゆっくりと感じていこう。

光と風の交わる場所で
自分が努力をしているのに、報われないと感じるとき、
二つのことを考えてみる。
一つは、努力の量が足らないこと。
努力の量は、時間をかけることで解決できる。
もう一つは、努力の方向が間違っていること。
これを解決するのは少し難しい。
業績をあげるために、大きな神棚を作り、たくさんの神様を祀っている人を知っている。
幸せになるために、決まった言葉を毎日数千回唱えている人がいる。
何かが違うと感じる。
努力の方向は、きっちりとした目標を持つことから始まる。
きっちりとした目的を持ちながら、どこか遠回りしていると感じるとき、
その方法ではなくて、目的自身を疑ってみる。
本当に自分が目指しているものではない可能性がある。
夢を諦めないでという言葉をよく耳にするが、
自分自身の夢を持つことの方が難しいのかもしれない。
目指さない生き方、求めない生き方を思うとき、
これもまた夢かもしれない。