大切な人が長い闘病生活に別れを告げるように旅立っていった。
写真撮影が好きなその人に、光いっぱいの写真を捧げようと思った。
その人のたましいが、光のつぶになって宇宙へ帰っていくことを祈って。
光と風の交わる場所で
最近はフィルムで写真を撮るようになって、そのゆっくりとしたペースが楽しい。
ブログにアップするには、デジタルカメラが便利だけれど、写真を楽しむにはやはりフィルムがいい。
フィルムカメラで撮影していると、写真はカメラが撮るのではなくて、レンズが撮ることが解る。
機械が撮るのではなくて、人が撮るのだと思い出す。
フィルムカメラはデジタルカメラと違い、レンズの良さがダイレクトに反映される。
レンズを吟味するのも楽しい。
ただブログには向かない。
ゆっくりと撮影するので、一本のフィルムを撮り終わるのに、1ヶ月ほどもかかる。
今朝、太陽が出たので、犬の散歩にデジタルカメラを持って出かけた。
小さな光がこぼれていた。
NOKTON 58mm F1.4 SL II