犬の散歩コースの公園にちいさなため池がある。
整備されておらず、夏は草と虫で歩けそうにない。
この池のまわりは雑木林で、静かで少し神秘的だ。
大自然ということばがある。
自然に大小があるのも何かおかしな気がする。
自然が大きいか小さいかなど、草木からすれば大きなお世話だろう。
自然はすべて人の計らいを超えて、生れてくる。
ただそれだけで愛おしい。
光と風の交わる場所で
三余(さんよ)とは「冬は年の余り,夜は日の余り,雨は時の余り」で、その余りの時間を大切に過ごしなさいと言う教え。
これは、数年前、熊野出会いの里の麻野吉男さんに教えて頂いた。
百姓であるご自身が、この三余をどう大切にしているかを話して下さった。
その時はあまり深く考えなかったのだけれど、最近になってこの言葉がよく思い出される。
仕事をしているのは当たり前、その余った時間をどう過ごすのかがとても大切で、自分自身の方向を決めるような気がする。
雨の日の今日は、朝から事務所の片付けをしている。
駆け抜けるように過ごしたこの3ヶ月間をゆっくりと振り返り、明日からの方向をゆっくりと考える時間にしよう。
それとも、ジム・ジャームッシュの映画でも見て過ごすか。
雨の日の日曜日は、少し悩ましい。
写真は北野台の桜