散歩の道すがら、秋の気配を写しました。
光と風の交わる場所で
散歩の道すがら、秋の気配を写しました。
友人が奈良市内のギャラリーで個展を開いた。
布を織り、裂き、紡ぐ。
心の赴くままに、思うままに、思いを超えて。
彼女の作る作品は、エネルギーに溢れ、既成の形を超える。
その布を纏う人にも、既成の形を超える覚悟がいる。
萩が美しく咲く階段を登り、ギャラリーにの扉を開けると
その片隅に遠く大分に住む友人の気配を色濃く感じた。
自在という言葉は彼女のために在るのかもしれない。
表現が遊びなのか、遊びが表現なのか。
原初のピュアなエネルギーがある。
ライフギャラリーアン・ドゥ http://
奈良市帝塚山の閑静な住宅街にあります。
このアン・ドゥはオーナーがとても素敵です。
オーナーのセンスの良さが隅々にまで行き届いたギャラリーです。
私も表現するものがあるなら、是非このギャラリーでと思うことがあります。
紀伊半島をかすめるように台風が通り過ぎた。
夕方5時過ぎに西の空から微かに陽光がこぼれた。
重く動きの速い雲の下を光りが横切っていく。
光りが動くとき風景が輝く。
ふと五風十雨という言葉を思い出した。
気候が穏やかで順調なことを表すが、台風もまた五風十雨の一つなのかもしれない。
特別ことは何もなく、特別でないこともなにもない。
陽光が雲に覆われる寸前、東の空に一瞬虹が見えた。