日が長くなり、犬の散歩も暖かく、たそがれ時に歩くと、景色も変わってまた楽しい。
小さな公園の桜がちらほらと咲きかけていた。冬に力を蓄えた桜の蕾は、どことなく力強く、内側からエネルギーを発散させている感じがした。
易経に一陽来復ということばがあるが、「冬が終わって春になる意や、逆境・不運など よくない事が続いた後 ようやく幸運が向いて来る意にも用いられる」という意味のようだ。
夕暮れに桜の花を見ていると、なぜか優しい気持ちになれる。楽しいことが起こりそうな気がする。いつもより薄着で過ごせる嬉しさかもしれない。
一陽来復、桜の蕾を見ていてこの言葉を思い出した。