年末に平飼いの鶏の元気で美味しい卵を頂いた。 この卵をうどんに入れて、山芋をかけて、だし醤油だけで頂く。 シンプルで熱々でとても美味しい。 この元気な卵は、新鮮で美味しい野菜と一緒に熊野出会いの里から送って頂きました。 夜は、友人とカモ鍋。新鮮野菜がたっぷりの鍋は冬一番の贅沢かもしれません。
映像の詩学 タルコフスキー
正月休みに見る映画は、毎年タルコフスキーと決まっていたが、今年は観ずに過ごした。
youtubeでタルコフスキーの映像がアップされていたので、幾つか見ていたがどの映像も魂の奥深く染みわたる。
タルコフスキーの映像からどれほどの影響を受けただろうか。
美しい。映像の美がある。他に言葉を用意することができない。
どのような魂がこの映像を紡ぐことが出来るのだろう。
ソラリスの一場面。映画ではこの場面で胸がつまり、心が哀しみで満たされる。
ここで流れる音楽は、オリジナルではなくて、映画ではバッハの曲が流れます。
ソラリスのラストシーン 音楽もオリジナルでエドゥアルド・アルテミエフが秀逸。
謹賀新年
あけましておめでとうございます。
元旦は大阪の実家に行って、家族みんなでお祝いをしました。
昼食をすませた後、私を育ててくれた町を一人で歩いてきました。
いつも初詣に出かけた神社。
よく遊んだ駅前。走り回った路地。
見慣れた路地では、小さかったころの自分がフッと顔を出して笑っているような感覚に捕らわれました。
ゆっくりとゆっくりと正月の北風に吹かれながら生まれ育った町を歩いていると、楽しみ、悲しみ、喜び、など様々さ感情が小波のように胸の中を去来しました。
大阪の下町の路地だらけの地に生まれ、今、吉野の地で暮らしている自分が不思議な感じがしました。
撮影モードをモノクロにして、懐かしい町を眺めていると、何故か懐かしく、哀しく、切ない光景ばかりがファインダー越しに見えてきました。
モノクロームは、忘れかけた過去の記憶を呼び覚ますようです。