ただくつろげばいい

努力が、我慢が、大切だと教えられた私たちは、

いつも、反省ばかりしている。

「私の努力が足らなかったから」「私がもう少し我慢すれば」と

しかし、あなたは、我慢するために生まれてきたのではない。

努力するために生まれてきたのではない。

 

もし、あなたが生まれてきたことに目的があるとするならば、

そしてそれを知りたければ、

あなたは、くつろがなければならない。

あなたが、存在の内にくつろぐ姿こそが美しいのだ。

努力を手放し、我慢を手放し、人のためを手放し、自分のためを手放し、

ただ、くつろげばいい。

その時、あなたは世界と出会い、祝福を受ける。

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雲はマインドに似ている

空を見上げると、雲に覆われて太陽が見えない。

花に向けたカメラを脇に提げて、

ゆっくりとその場所にたたずむ。

その場所にくつろぎ、ただ雲が去るのを待てばいい。

どうせ自分の力で雲を消すことはできないのだから。

 

花の姿に見とれていると、

額に暖かなエネルギーを感じる。

雲が切れ始め、ゆっくりと、おぼろげに太陽が姿を見せ始める。

草花が光を透過して、透明に輝き始めた。

 

雲はマインドに似ている。

本来の自分を見ようと思っても、

雲が姿を変えて現れては、太陽を被ってしまう。

少し、光が差し始めても、また次の雲が光の前を覆ってしまう。

自分の力で雲を払うことは出来ない。

太陽を覆う雲は、自分の努力や我慢で消すことは出来ない。

 

ただその場所にくつろぎ、雲を眺める。

そして、雲を受け入れたとき、

太陽のエネルギーで、厚い雲が少しずつ溶け始める。

雲の切れ目からゆっくりと太陽が姿を現し、

私を光で満たす。

 

どんな厚い雲の向こうにも、青空が拡がり、

太陽があることを私たちは知っている。

そしてその太陽の向こうには、宇宙があることも。

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私は、努力している花、緊張している花、我慢している花を見たことがない。

花はその与えられた場所々で、くつろぎ、自分を受け入れている。

親しさと祝祭 osho zet tarot

OSHO ZEN TAROTに私の好きなカードが2枚ある。

一枚は、「親しさ」(Friendliness)を表すカード

このカードには、寄り添うように立ち、花開く2本の樹が描かれている。

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この2本の樹は、寄り添うように立っているが、実は個別に立ち、それぞれの地に根を下ろしている。
この2本の樹の間には、緊張感も、支配も、相手を変えようという欲望もない。
自分が自分の地に立ち、美しく花開くと、傍らの樹もまた美しく花開くことを表している。

では、どうすれば自分が美しく輝くことができるのか。

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その答えが「祝祭」(Celebration)のカードに示されている。

このカードを眺めていると、祝祭は、外部の環境によって与えられるものではない、ということが解る。

自分の心から喜びを感じたときが、祝祭の時だと教えてくれる。
雨と風の中でも、この3人の女性は楽しそうに踊っている。

生とは祝いであり、楽しみであるということを忘れてしまい、根拠のない罪悪感にとらわれることがある。

このカードを見ていると、自分の中にある祝祭を思い出すことができる。

生とは、存在の祝福であることを思い出す。