私家版 写真を学ぶ人のために

写真は、自分を知るための方法の一つで、自分の魂と感性を磨くための道具です。

写真を撮るために一番必要ものは、高級なカメラや交換レンズではありません。

まず必要なものは、よく動く心・感性です。

存在を美しいと感じる心です。

そのためには、曇りのない眼差しが必要になります。

曇りのない眼差しとは、思い込まない自由な心のことです。

自分の感性を信じる心です。

被写体を人の目で見てはいけません。

人の価値観で撮影しては、あなたが消えてしまいます。

他者を意識した写真は、自分の心には響いてはきません。

自分の目で見るのです。

きっちりと自分と向かい合うことが出来たときには、写真は世界の素晴らしさを教えてくれます。

自分の感性で見るのです。

あなたが世界に心を開けば、世界もあなたに秘密を打ち明けるでしょう。

自分の心の振幅にいつも注意を払いながら、少しでも心が震えたならば、

その震えた心の意味を、カメラを通して世界に教えてもらのです。

「私はあなたが気になりました。なぜあなたに心惹かれたのでしょう」

そして、自分が心惹かれた光景や被写体を写真に収めるのです。

写真を撮り続けると、写真を通して自分と向き合う方法が分かってきます。

「今日の自分はクリアだった」「この写真は私ではない」「今日は新しい自分に出会えた」

写真は自分の心の鏡なのです。

技術はそれからゆっくりと身につけていけばいいのです。

 

この葉っぱには、昨日も呼び止められたのですが、カメラを持っていませんでした。

今日もまた呼ばれたので、何故呼ばれたのかを知りたくて写真に収めました。

この写真を眺めていると、「一人あることも、また素敵なことだよ」と教えてくれました。

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寒さの中にあること、そのことを受け入れている光景。冬の光景は、受け入れることを教えてくれます。 

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夕暮れの気配は特別で、夜の訪れを、光の眠りを、その静粛さを教えてくれるようです。

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NOEL(ノエル)

今年のクリスマス・イブは映画を見て過ごした。

クリスマス・イブに相応しい映画ノエル。

雪のクリスマス・イブに華やぐニューヨーク。

幸せから遠ざかろうとする人々が出会う、小さな奇跡。

美しいと映像と音楽、にぎわいと孤独が、イブの夜に交差する。

生きること、愛することへの思いに溢れた映画。

許すこと、手放すこと、信じること、愛することの大切さが静かに心に届く。

エンドロールを見ていたら、優しい涙が頬をつたった。

 

イブの夜に私の愛するアルヴォ・ペルトの音楽をどうぞ

美しい朝と美味しい珈琲

特別に冷え込んだ朝は、霜が美しい。

凍てついた空気が身体を包み込む。

凛とした空気を身体で感じる。 

草や木々は、小さな小さな氷の柱を身にまとい、そして美しい。

自然はどんな時にでも、調和し慈しむ。

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 今日は午後から友人に会うために木津川市のPECAEPEACEPEACEに車を走らせる。

美味しい珈琲を2杯と、ピザ、トースト、タルトを食べる。

暖かい店内で、心行くまで、話をする。

いつものアン・サリーに代わって、今日はキャロル・キングが流れている。

このお店に流れる時間は、珈琲の香りのように豊かでそして優しい。

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