春を待つ吉野山

今日は、夕方から吉野町商工会で打ち合わせがあり、少し早く到着したので、花を待つ吉野山へと様子を見に行ってきました。

花見塚の近くから観た吉野山は、夕方の斜光が霞に反射し美しく輝いていました。

花を待つ吉野山

桜が咲き始めると多くの観光客で賑わい、地元に住む私は、混雑を避けて桜の季節に吉野山に登ったことがありません。

「これはこれはとばかり花の吉野山」
と貞室が読んだような吉野山を今年は観てみたいと思っています。

吉野で仕事をしていると林業をどのように活性化させるか、地元を元気にするにはどうすればいいのかという話をする機会が増えてきました。
なかなかに思うような答えを見いだせず、私も含め、各人各様に思案している状況です。

しかし本当に元気がないのは、林業や地方の経済ではなくて、私たち自身ではないのかと思うことがあります。

自分自身の元気のなさを林業の不振や、地元の地盤沈下の性にしているように感じるときもあります。

吉野には素晴らしい伝統や人々、暮らしがあります。一人一人の元気と分かち合う気持ちが、吉野を楽しくさせます。
まず人ありき。
経済の復興はそれからでも遅くないような気がしています。少し暢気でしょうか。