河原の散歩

年を取るほどに解らないこと、知らなかったことが増えてくる。出会いが増えれば増えるほど、多彩な人の生き方に感心する。来年はどんな出会いがあり、どんな知らないが増えるのだろう。大晦日の雪の写真と河原の写真です。河原の散歩は最近の楽しみの一つです。

光の中に消えていきた

よく通る国道沿いに、ヒラヒラと葉を揺らす木がある。見る角度によってどんどんと表情が変わる。枝葉に透ける師走の空が輝いていて、川面に視線を移すと、光が溢れていた。光の中に消えていきたいと思った。

吉野山の紅葉

吉野山を30分ほど歩くだけで、たくさんの秋の終わりと出合う。木立の先を吹く風は師走の予感を含んでいた。静まる心と焦りの汗に吐息が漏れる。
葉を落とす木々はとても静かで、ゆっくりと、とってもゆっくりと春を待っている。