扇町から東洋陶磁美術館

扇町で仕事があり、その帰りに東洋陶磁美術館まで、大阪の町を歩きました。

昨年の2月3日にスージーリーの回顧展があり、それ以来約1年ぶりになります。

東洋陶磁美術館は大のお気に入りで、ここでしか出会うことの出来ない感動があります。

特に今日は、高麗青磁の優しい青色が疲れた心身に染み込み、包み込まれるようでした。

特別展は、濱田庄司の茶碗で、後期の完成された美しさよりも、初期の模索の中から生れた茶碗に心が傾きました。

久しぶりの大阪の夕暮れは、どこか寂しげで、切なく、ビルの端に沈む夕日に、斜陽という言葉を思い浮かべました。

 

“扇町から東洋陶磁美術館” への2件の返信

  1. 以前、茨城県益子に立ち寄った時、たまたま入った民芸茶房絵留で飾っていた大きな陶器に感動したことがあります。京都近代美術館の常設でも見れるのですが、それが濱田庄司さんの作品でした。今、大山崎山荘美術館で、その濱田庄司、河井寛次郎、ルーシーリー、バーナードリーチの展示をしています。常設でもあるので、いつでも見れるのですが、この山荘で見る事物は趣きがあります。出ていなければモネも見れますよ。

  2. 民芸も好きですが、東洋陶磁の器には独特の良さを感じます。魂が微笑むというイメージに近いです。

コメントは受け付けていません。