吉野山の麓で、一日だけ、カフェ桜がオープンした。
日曜日の吉野山は、雪交じりの雨模様で餅米を蒸す薪の煙が色濃く見えた。
人が集い、花の噂をし、遅い雪を愛でた。
裏の山で椎茸をとったり、
餅をついたりした。
手が汚れると山水で洗い、
冷えるとぜんざいのお鍋で暖めることもできた。
どこにでもありそうで、見つからないとても貴重な時間。
ゆっくりと過ぎていく時間を、心ゆくまで楽しむことが出来た。
梅が美しく咲いている。
吉野山の桜は4月の中頃が見頃かもしれない。
光と風の交わる場所で