今年の春先、
あるきっかけが与えられて、
今まで理解できなかったことの幾つかが、
一瞬に「腑に落ちる」という経験をした。
その時、あぁこれが「気づく」ことだなと思った。
解るということとは、どこか頭で理解している。
「わかっちゃいるけどやめられない」という感じ。
しかし、気づくというのは、心に入り込んでしまうので、
「一度気づいてしまったら」後戻りできない気がする。
解るということは、時間をかけて努力すれば達成できるかもしれない。
しかし気づくということは、また違うような気がする。
自分の魂が無意識に追い求めているものが、
何かのご褒美のように、
ふっと自分の心に投げ込まれる。
大きな存在からのプレゼントのようだ。
解るというのは、時間がかかるが
気づきは一瞬にやってくる。
人生の中で気づきを得ることはあまりないだろう。
今年の春先に得たものは、最初ささやかな気づきのような気がしたが、
時間を経て段々と大きな存在になっていった。
気づきはきっと、求めても得ることができないのだろう。
しかし、いつ気づきが与えられても良いような、そんな生き方をしていたいと思った。