夏の太陽は、朝の冷たい空気を一瞬で暖めてしまう。
力強い光は、木の葉を透過し、池の水面で反射する。
この光はどのくらい遠くからやって来たのだろう。
どのくらいの時間をついやして、木の葉に触れたのだろう。
透明な光が、木の葉に当たり色を帯びる。
水面に反射し色を帯びる。
あなたたちは、どこから来て、どこへ行くのかと聞いてみる。
光たちは答える。
「私たちはいつもここにいる」と
私はどこから来て、どこへ行くのだろう。
いつの日か「私はいつもここにいる」と答えたい。
光と風の交わる場所で