自ずから信じるもの

自分は手放すもので、信じるものではない。

自信とは、自分を信じることではない。

自然の「自」を信じること。

自然の「自」を感じることだ。

 自(おの)ずからあるものに身を任せることだ。

 

あなたを裏切るあなたを信じる必要はない。

それは、あなたではない。

あなたという名の世間なのだから。

あなたを傷つけるあなたを、守ってはいけない。

あなたではないあなたを、あなただと思ってはいけない。

あなたは、あなたでないすべてのものだ。

 

あなたが知り得るあなたをすべて語り尽くした後

無限の沈黙が訪れたなら

それがあなただ。

 

宇宙の始まりと共に、すでにあなたは在るのだ。

自ずからそこにある。

 

地上5センチの平均台から飛び降りるように。

パッとあなたを手放すと

(あなたを手放すのに儀式はいらない)

あなたは自ずからそこにある。

 

自然の「自」を信じること。

自然の「自」を感じることだ。

 自(おの)ずからあるものに身を任せることだ。

これをわたしは「自信」と呼ぶ