久しぶりの大阪

生まれ育った土地への感情は複雑で、避けきれず、関わり切れない自分が切ない。

狭い路地を歩くと、子供の頃の自分が思い出される。

私は子供は無邪気ではないと、子供の頃の自分と照らし合わせて思う。

新しく立つマンション、消えていく古家。

いつも見ていた運河。

この町で生きていくことが出来なくて、

遠くへ遠くへと離れていった。

でも何処かに自分の居場所があるわけでもない。

生きることが居場所なのだと言い聞かせて、また歩き出す。

十津川の光と出会う

イベントに参加して十津川に出かけた。

記録用のデジタルカメラとは別に、フィルムカメラを持って行った。

フィルムで出会う光は特別な存在のように気がした。

光で化学反応を起こすフィルムで、澄んだ山の光を撮りたかった。