美しい朝と美味しい珈琲

特別に冷え込んだ朝は、霜が美しい。

凍てついた空気が身体を包み込む。

凛とした空気を身体で感じる。 

草や木々は、小さな小さな氷の柱を身にまとい、そして美しい。

自然はどんな時にでも、調和し慈しむ。

SDIM4241

SDIM4256

SDIM4251

SDIM4237

 今日は午後から友人に会うために木津川市のPECAEPEACEPEACEに車を走らせる。

美味しい珈琲を2杯と、ピザ、トースト、タルトを食べる。

暖かい店内で、心行くまで、話をする。

いつものアン・サリーに代わって、今日はキャロル・キングが流れている。

このお店に流れる時間は、珈琲の香りのように豊かでそして優しい。

R0014392-Edit-2

R0014390

 

 

初積雪

遠くの山で積雪があり、その雪がゆっくりと里へと降りてくる。

冬至を二日後に控えて、初積雪があった。

冬の深まりと、陽の復活の冬至が交錯して、季節の移り変わりというものを深く感じる。

 

SDIM4100

冬至を過ぎると畳の目一つ分づつ、陽が長くなっていくといわれている。

来ては去り、去っては来る巡りに、「それもまた過ぎ去る」というブッダの言葉が心に浮かぶ。

「それもまた過ぎ去る」のなら、その瞬間、瞬間に生きる以外に方法はなさそうだ。

SDIM4150

少し前に撮影した霜の写真。光に溶ける霜が愛おしい。

SDIM4082

SDIM4086

SDIM4089

クロスロード

国道から少し入ったところに小高い山がある。

急な坂道を上ってくると空き地が拡がり、荒涼とした風景の頂上で道が交差している。

この場所に差し掛かると、いつもクロスロードという言葉が浮かぶ。

クロスロード、交差点。

普段立ち止まることのない道路の真ん中に立って、周りを見回す。

R0014307

どちらへも行けるけれど、どちらへも行くことが出来ない。

そんな思いに囚われながら、車に戻る。

いくつものクロスロードの真ん中に立って、私はどのように道を決めてきたのだろう。

音楽が上手くなりたいために、クロスロードで悪魔と契約を交わしたギターリストの伝説があることを思い出した。

R0014309

今度、人生のクロスロードに出会ったとき、

思い切って道路以外の道を歩いてみよう。

例えそこが荒野であっても。

R0014303