冬の薔薇

冬の散歩道で薔薇に出会った。

「この薔薇は一輪にしてすべての薔薇だ」

という言葉を思い出した。

リルケの言葉のような気がする。

勘違いかもしれない。

ファインダーを覗きながら、この薔薇に聞いてみる。

「リルケの薔薇を知っているかい」

と聴くと薔薇が応えた。

「すべては私の中にある」と

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サンキャッチャーと遊ぶ

先日購入したLumix G1 の楽しみの一つは、昔のレンズが使えること。

ディスカバーフォトからNikon用のアダプターが届いた。

レンズは、NIKKOR85mm F2 G1に装着すると焦点距離が倍の170mmになる。

接写リングをセットして、午後の光を待って、サンキャッチャーを撮影した。

現在の高性能レンズとはちがう雰囲気がある。

NIKONのレンズは描画が少し硬いので、少しソフトに仕上げる。

ボケが美しい。

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少し心配顔のサッちゃん

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自分でピントを合わせ、絞りを値を決める。シャッタースピードを確認して露出を合わせる。

最後にもう一度、ピントと構図を確認して、シャッターを押す。

昔は、当たり前のようにしていた動作。

レンズの向こうの光景とゆっくりと対話することが出来る。

このゆっくりとした動作が、少し風邪気味の身体には、心地よい。

自動というのは、便利だけれど楽しくはないのかもしれない。

手間をかけることの楽しさを思い出した。

静けさと共に

冬空の朝、微かに太陽の光が差す。

疲れた身体をゆっくりと進めながら、静けさについて考えている。

静けさはどこにあるのだろう。

なぜ、静だと感じるのだろう。

どうすれば、静けさと出会えるのだろう。

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光に輝く朝露

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枝にさす光

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ルーフに響く雨音

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流れる雪

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風景がこころの中にある静けさを教えてくれる。