笑顔の写真100枚

仕事で17名の方を撮影した。
必要な写真は笑顔!

事務所に戻り、写真のチェック!
お一人ずつの写真から笑顔の良い写真をピックアップする。

最初は硬い表情でレンズを見る目が、だんだんとやさしくなる。
撮り進むうちに、表情が崩れていく。
その方のエゴが消えていくのが解る。
肩の力が抜ける。
表情と表情の間に素敵な笑顔がある。
本人も知らない、やさしい、その人だけの笑顔がある。

見ているこちらが思わず微笑む笑顔がある。

ず~と笑顔の写真を選んでいると、私の顔までも笑顔になることを発見した。

私自身が笑顔で写真を選んだのは今回が初めてかもしれない。

優しさに溢れた笑顔は、伝染するらしい。

灯篭流し 東吉野村 

東吉野村で8月16日に灯篭流しが開催された。

この日は、盆踊り、花火大会と夏にふさわしい行事もあり、普段は静かな村も少し活気が戻ったようだ。

 灯篭が静かに流れ、遠くへと闇の中を遠ざかる。

闇から闇へとローソクの明かりは、たゆたう。

闇と光りの間にはなにがあるのだろうか。

dsc00241_edited-1.jpg

田舎で暮らすと、光りよりも闇が多いことに気づく。

だから闇の中にある光りは一層愛おしい。

光りを川に流す。 光りが川を流れる。

dsc00269_edited-1.jpg

夏の行事を締めくくる花火が上がる。

そらに輝く光も静かに闇に消えていく。

整備途中のMTBに乗って、久しぶりにツーリングへ。
と言っても近場の高取城跡へ。

nec_0035.jpg

10年以上乗っていないと「自転車を操縦する」ことを既に忘れいている。変速機の使い方から、ブレーキのかけ方まで。

少しの上り坂ですぐに足がだるくなる。呼吸が荒くなり、心拍数が上がる。

ギヤーを軽く、呼吸と脚力に合うようにシフトする。

ゆっくりと感覚が戻ってくる。

ペダリングが一定し呼吸が安定してくる。

nec_0034.jpg

緩やかな登りが続く。木立に囲まれたシングルロードは吹く風も心地よい。
風と呼吸とペダリング以外何も感じない。
汗が流れる。
久しぶりにすがすがしい時間だ。

近場にこんな良い場所があるなんて。

昔から自転車が好きでよくツーリングに出掛けた。
自転車でなければ見つけることの出来ない風景。
感じることの出来ない風がある。
知ることの出来ない峠がある。
味わうことの出来ない疲れがある。

1時間30分ほどのショートツーリング。
でもこの満足感は大きい。

これからゆっくりと自転車と付き合っていこう。

汗だくの身体で家に帰ると「何か良いことをした」という感覚が身体に残っている。

 疲れているはずなのに、顔も少し元気が良い。

仕事をしていると「何か良いことをした」というよりも「仕事をした」という感覚が強い。

当たり前のようだけれど、いつも「何か良いことをした」という感覚を持つようにしたい。

無理をしなければ、そう無理をしなければ「何か良いこと」が出来るのだろう。