桜花源記

陶淵明の「桃花源記」は、380年頃の話しで、理想の生活、理想の土地を美しい言葉で表現している。

彼の地では、争いがなく、差別がなく、動物たちは仲良く、貧しいが豊かな生活を送っている。

もちろんフィクションで、陶淵明の理想の土地だったのだろう。

吉野の山々も、4月になると花々に彩られ、ふもとの里は、一時「桃花源記」の様相を表す。

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写真の道路は二つに分かれている。

どちらに行けば桃源郷があるのか?
どこまで行けば桃源郷はあるのか?

飲酒二十首で陶淵明は答える。

心遠ければ地、自ずから偏なり」

心が世間や喧噪から遠く離れていれば、私の住みかは、自然に辺鄙な場所に変わるのだと。

まず心の桃源郷を求めよと、陶淵明は教えてくれる。

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遠い日

 遠い日を過ごした大阪の下町を久しぶりに歩いた。

細い路地が広がり、家と家、空き地と遊び場を繋いでいた。

よく遊んだ神社の境内。ゆっくりと猫先生が横切って行く。

何かが大きく変わり、何かが残されている。

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さくら咲く頃

 熊野から友人が遊びに来てくれた。

吉野山を訪ねたけれど、桜はまだつぼみの状態で、2~3日早すぎたようだ。

吉野山は来週の中程が見頃かもしれない。

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散歩途中の桜は八咲き。

花より団子のエルクとサテ