公園の入り口

光降る日。

まず光が木々に形を変え、そのにじみが葉を生み出す。

光から溶け出た陰が実体を象る。

光がない状態を闇という。

しかし闇のない状態を光とは呼ばない。

なぜなら闇などないのだから。

 

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自ずから信じるもの

自分は手放すもので、信じるものではない。

自信とは、自分を信じることではない。

自然の「自」を信じること。

自然の「自」を感じることだ。

 自(おの)ずからあるものに身を任せることだ。

 

あなたを裏切るあなたを信じる必要はない。

それは、あなたではない。

あなたという名の世間なのだから。

あなたを傷つけるあなたを、守ってはいけない。

あなたではないあなたを、あなただと思ってはいけない。

あなたは、あなたでないすべてのものだ。

 

あなたが知り得るあなたをすべて語り尽くした後

無限の沈黙が訪れたなら

それがあなただ。

 

宇宙の始まりと共に、すでにあなたは在るのだ。

自ずからそこにある。

 

地上5センチの平均台から飛び降りるように。

パッとあなたを手放すと

(あなたを手放すのに儀式はいらない)

あなたは自ずからそこにある。

 

自然の「自」を信じること。

自然の「自」を感じることだ。

 自(おの)ずからあるものに身を任せることだ。

これをわたしは「自信」と呼ぶ

 

 

光のしずく

乾いていた土を慰めるように、雨がふった。

翌朝、草花たちは、水滴を身にまとい、

光の波動を受けて、全身で喜びを現していた。

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この水滴の一粒ずつが

小さな小さなサンキャッチャーなら

白い光の輝きに身を埋めて、

まだ見ぬ私と出会ってみたい。