鈍色

春の光が鈍く地面を照らす。

明るさや楽しさではない鈍色の世界に心が落ち着く。

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冬の光 平城京

平城京をゆっくりと歩く。

知らない人を見るように。

知らない風を感じるように。

生きて行くことの苦しみと

生きてあることの苦しみと

を味わいながら。

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確かさとは

優しさではなくて、確かさが必要なのかもしれない。

優しい眼差しではなくて、

確かな眼差しを。

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