経巡り

私たちが考えていることで、死んだら分かることがたくさんある。

今知っていることは、死んだら分かることは、考えない方がいいということだ。

死んだときに、持って行けないものに執着しては行けない。

それも知っている。

でも、難しい。

知ることと分かることは違う。

地図と現実の道ほどにも違う。

 

 

混迷

混迷の時代だとよく言われる。

しかし私の心ほどには、混迷は深くないような気がする。

自分の心の混迷が、世界に映し出されているような気がした。

 

雪の日、ただ静かに自分の心を見る。

生きていく、生きている。

生きていく苦しさと

生きる苦しさは違う。

ということを南直哉さんの本から学んだ。

ならば

生きていく幸せと

生きている幸せは違うのだろう。

 

冬至を過ぎて、光に少し力強さを感じる。

これは、生きている幸せなのだと思う。