天響祭に友人が出演するので、雨上がりの明日香へと出掛けました。
和太鼓の演奏を披露する場としての天響祭で、友人のユニット「TERPSICHORE」は異彩でした。
友人の夢に現れた神と踊り子、龍と霊力の物語を太鼓、横笛、声楽そして踊りで表現しています。
最後に踊り子の姿を借りた神は、この地で満たします。
明日香の地に相応しく、天と地の依り代としての芸能を感じました。
しかしこの友人、普段は大人く、エネルギーも強くは感じさせないのに、舞踏や太鼓をさせると、突然人が変わった見たいに、表現者としての身体になります。う~ん、やっぱり神の依り代なんでしょうね。
この神様が頭に着けているヘッドドレスは友人のpanaさんの渾身の手作り作品です。詳細は panaさんのブログをご覧下さい。
石牟礼道子に「祈るべき天と思えど天の病む」という歌があります。
天もまた、地の有り様によって、病んでしまう。
祈るべき天の病むことのないように、私たちもまた、祈らなければならないのかもしれません。