人を早足にする、
木枯らしの朝。
空気が冴えて、
残月が美しい。
木々の向こうの雲、
雲の彼方の月、
月の彼方の宇宙。
果てしなく素晴らしい世界。
光と風の交わる場所で
今回の写真ワークショップで目指すことは、写真を通じての自分との出会いです。
ある時、写真は、自分の感性や感覚と出会うための装置だと気づきました。
人のものではない、人の価値ではない、自分の感性と出会うことができるのです。
写真を撮っていると、自分だけの美しい風景や自分だけの光と出会うことが出来ます。
囚われている自分の感性を解放して、新たな自分と出会うことが出来ます。
美しいと感じる感性の幅が広がり
道端の草に、電信柱に、街灯に、こころが動き、カメラを持つ手が反応します。
自分の内面と外の世界が感応し解け合い、新しい世界を紡ぎ出します。
写真とは、自分にイエスというための道具でもあります。
美しい写真ではなくて、自分の心が喜ぶ写真を。
心が求める光を、写真は表現することが出来ます。
明けましておめでとうございます。
元旦の日、吉野は雪に覆われ、美しい朝を迎えました。
今年は本業とは別に、幾つかのワークを準備しています。
その一つは、「感性と出会い、自分を知るための写真講座」
マインドフルネス写真講座という感じです。
カメラの技術的な理解から、カメラを通して美しい世界と出会うための方法をレクチャーします。
自分の中に美しさを見いだすのが最大のテーマになります。
素直なこころで、自分の感性が呼応したものにイエスといえるように。
自分がこころを開くと、世界はその美しさの秘密を打ち明けてくれます。
写真を撮っていると、世界は美しいもので溢れていることを感じることが出来ます。
光を理解し、光と仲良くなるために。
このphotoワークショップは、奈良市内、奈良町の近くで行います。
主催者の方によると、美味しい珈琲とケーキが付くそうです。
日時は未定ですが、春の気配が訪れる頃を考えています。
今年の仕事始めは、幾つかのワークのプログラム作りからになりそうです。